大菩薩縦走


1 日時・天候 平成20年5月2日(金) 曇り霧雨
2 参加者 富永和身 村上淳也 他2名
3 行程
    塩山(7:23)−富士見山荘(8:05〜8:15)−大菩薩峠(8:40)−小金沢山(10:10)−雁ケ腹摺山(10:50)
    黒岳(11:50〜12:20)−湯ノ沢峠(12:55)−ハマイバ丸(13:30)−大谷ケ丸(14:50)−コンドウ丸(15:40)
    曲り沢峠(16:00)−景徳院(18:00)−甲斐大和

村上 記

冨永氏、H氏、T氏の4人での山行であるが、冨永氏とH氏は登山暦40年以上のベテランだが、T氏は今回が始めての登山で、しかもコースタイム11時間の長丁場を、26歳の若さで何所まで持つか不安を抱えての縦走だ。

 塩山から富士見山荘までの車からの眺めは曇りだが、大菩薩の山々が良く見え今日一日なんとか雨が降らないことを期待し、富士見山荘に着く。

 私は以前、裂石から峠までの登山マラソン大会に出ていて、この林道を5回ほど走ったことがあり、懐かしい道である。運転手さんの話では今年は雪が多くこの林道は一週間前に開通したばかりと言うことでラッキーな登山になればと期待する。

元々このコースのコースタイムは初狩まで抜けると11時間で休憩、昼食をいれると13時間必要で一泊二日のコースである。8時に出発して21時に到着することになり、ランプを覚悟で出発する。

 8:4025分で介山荘に到着。以前の小屋と一変し2階建ての立派な山小屋になっていた。
 既に深い霧に覆われ何一つ見えない。写真を撮り直ぐに出発する。登り初めて直ぐに残雪があり、一週間前までは可なりの雪が残っていたと推測される。

 石丸峠を過ぎた辺りで一瞬霧が晴れて眼下に大菩薩湖が現れる。緩やかに下り狼平の笹原を通過し10:10小金沢山に到着。
 この辺りから霧のため笹が大分濡れてきてズボンがずぶ濡れになる。東風も強くなり、寒い。濡れた笹薮をどんどん進み10:50牛奥ノ雁ケ原摺山に到着する。晴れていると南側に展望が開け富士が見える筈であるが、何も見えない。この辺りは木の立ち枯れが目立ち寂しい限りである。

 引続き笹薮を進む。倒木が多くそのつどルートを外れ薮を漕ぐ。11:50分一等三角点がある黒岳に到着。ここで30分の休憩をとる。

 道が深く抉れて笹も深く歩きにくい。途中白いガレザレ場があり今日のコースのほぼ中間である湯ノ沢峠に着く。12:50。ここから直ぐ傍に林道がありエスケープのチャンスだが、予定より一時間早くそのまま進む。

草原を30分くらい進むと大蔵高丸に着く。この辺りからT氏が足に異常を訴える。

既に約5時間歩いているわけで、疲労が出てきた模様で歩き方も若干遅くなったように感じられる。この先何所まで持つか心配である。

引続き草原を進む。ハマイバ丸に到着。依然と霧雨が降り、ズボンは勿論、シャツもビシャ濡れになる。東風が強く寒い。雨具を着るチャンスを失い悔やまれる。

小一時間ほどで大谷ケ丸に到着。時間は14:50である。ここで滝子山を経由し初狩に下りるか、大鹿山経由甲斐大和に下りるか迷ったが、東風、雨、T氏の足を考慮し、1時間30分短い甲斐大和方に下ることにし、余裕があるので道形が不明瞭でしかも沢を下ることにした。
 しかしこの道は殆ど通過している人が無く道形も不明瞭で、大部分沢が沢を下るルートでT氏には慣れない道でしかも足にきていたこともあり、可なり難儀し結果的には2時間近くかかってしまい、車道に着いたのは18時になってしまった。若さも手伝い良く頑張ったと思う。

18:44のバスの時間に合わせ食堂で油をうち、1902分甲斐大和で無事電車に乗る。


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