森吉山・秋田県


記:富永和身
6月29日(日)曇一時雨  富永鷹ノ巣駅14:30-奥森吉高原キャンプ場17:30(泊)
30日(月)曇のち晴  キャンプ場4:30-登山口5:00-ヒバクラ岳7:00
-森吉山7;30~8:00-登山口10:15=洞の滝往復11:00~12:15=大曲駅15:20

村上さん、相川さんと鷹ノ巣駅で別れ、憧れの森吉山へ行くこととする。レンタカーのおかげで行動が楽だ。買出しをして奥森吉高原へ。西ノ又登山道は工事中のため通行止めになっていた。天候によっては最も簡単な阿仁スキー場からのコースに変更することも考えたが、明日は天気が良くなると信じて奥森吉高原キャンプ場に泊まる。無料ということでありがたく泊めていただく。18時過ぎに関係者が帰ると、誰もいなくなる。ここは田沢湖から玉川温泉間の西側にあたり、東北でも最も人家が少ない一画だろう。久しぶりの一人の山。のんびり酒を飲む。
 翌朝、天気は曇りだが雨の心配はなさそうだ。ブナの樹林帯のゆるやかな登り。キツツキのハミングが聞こえるが、もしかしたらクマゲラ?!イワカガミとギンリョウソウが多い。ヒバクラ山は高層湿原となって、イワウチワが満開。山人平はチングルマがもうあらかた風車となっていた。一週間は遅いか。ヒナザクラは結構咲いている。ニッコウキスゲはこれから。頂上からは焼山、八幡平が雲の合間から望めた。のんびりコーヒーを沸かす。何年ぶりの単独行だろう。下山途中、数パーティーと出会う。おそらく森吉山荘泊りの人達だろう。さすが、花の百名山、人気のある山だ。水場では地元のタケノコ取りの人と話す。もう伸び過ぎではないかと聞いたら、手元を持って、先だけ焼いて食べるそうだ。この水場の水はうまいので、20ℓも持って帰るという。
 レンタカーの返却時間が気になったが、せっかくということで、名所・洞の滝へ行ってみる。鳥獣保護センターから往復2時間余りだそうだ。クマゲラの棲む自然林の渓谷の道、ゆっくり歩ければいいのにと思いながら半分は駆け足。洞の滝は水量も多く写真よりもはるかに迫力があり、感激。
 秋田内陸縦貫鉄道はなるほど第3セクターになっても赤字になる訳だと思うくらい、山あいの中を走る。今回は車だったが、いつか鉄道で森吉山に行ってみたい。大曲で車を返し、名物(?)花火ラーメンを食べ、秋田の地酒を飲みながら帰京する。 
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