記:相川 由江
1 山系 山岳名 白神山地 白神岳−崩山、田代岳
2 日時 2008年6月27日(金)〜29日(日)
3 コース 27日 東京−秋田−十二湖駅−(タクシー)−登山口−白神岳
28日 白神岳−大峰岳−崩山−十二湖縦走−大館市田代に移動
29日 宿舎(ユップラ)−荒沢登山口−田代岳−登山口−宿舎−鷹巣駅−秋田−東京
4 参加者 相川由江、冨永和身、村上淳也
5 行程
27日 東京発−(こまち)−秋田−(快速しらかみ)−十二湖駅−(タクシー)−白神登山口
登山口1:48−最後の水場3:30−蟶山分岐4:15−ピストン−分岐4:35−大峰岳
分岐6:20−白神岳頂上6:35 頂上避難小屋 泊
28日 避難小屋5:10−7:35大峰岳7:45−9:20崩山9:40−11:10青池 十二湖巡り
十二湖13:40−バス−13:55十二湖駅14:10−15:22東能代−(レンタカー)−田代温泉
29日 宿舎6:00−車−荒沢登山口6:50−8:40九合目高層湿原−9:00田代岳−ピストン
−湿原10:20‐11:55登山口‐車‐たしろ温泉入浴−鷹巣駅13:09−秋田17:09−東京
1日目
白神岳登山口には立派なビジターハウスがあってトイレなど整備されていた。いよいよ歩き始める。針葉樹林の中をゆっくり歩き、1時間半ほどで水場に到着する。3ヵ所目の水場には大きな看板に「最後の水場」と書いてある。さすが白神の水、水は豊かで鉄製の重たいコップが置いてある。この辺は翌檜、ブナ、ミズナラなどの大木が目立ち道も急坂となる。そのうちブナだけが目立つようになる。これこそが白神のブナなのだと嬉しくなる。
とても気持ちの良い森で、蟶山をピストンし、引続きブナ林をゆっくり登り、明日通過する大峰岳との分岐に向う。この辺りからすっかりダケ樺やナナカマドが目立つようになり、緩やかに登り下りを繰り返しながら草原状の尾根に出る。15分ほどで非難小屋に到着した。トイレが別棟で、立派な小屋があり小屋に入ると三階になっている。この小屋から100m先に一等三角点があって、既に夕方の6時半を過ぎていたが陽はまだまだ明るく、どこを眺めても、もくもくとしたブナの森を見下ろす風景があった。
太陽は刻々と空を赤く染めながら森の中に消え、すっかり陽が隠れてしまうと今度は天体ショ−です。月は無く満天の星。大きな星から小さな星屑まで。これは凄かった。小屋は3人だけの泊まりで、今日歩いてきた風景を想いながら気持ちの良い眠りに着いた。
2日目
大峰岳、崩山、十二湖に向って歩き出す。あまり歩かれていない登山道で細かったけれどしっかり道が続いていた。緩やかだったけれど何回もアップダウンを繰り返しながら十二湖のひとつ青池に到着した。池めぐりは一般の観光客と同じで車道歩きをし、幾つかの池を眺め、バスで十二湖駅まで出て、五能線で東能代まで行き、ここから駅前のレンタカー店で車をレンタルする。明日登る田代岳近くまで行って小屋泊することになっていたので付近のスーパーで食料の調達をしたが、昨日、今日の汗を流したいとの三人の意見が一致し温泉に素泊りすることとなった。ちょっと贅沢をしてしまいました。
3日目 温泉での気持ちの良い朝を迎え、車で田代岳荒沢登山口を目指す。車を降り身支度をし川沿いの緩やかな登山道を登る。ここでも大きなブナの木が目立つ。二時間ほどで田代岳の九合目に着く。ここが高層湿原で広い湿原には幾つもの池塘があってどの池にもミツガシワの葉が美しく浮いていた。 田代岳のピークはそこから急坂を少し登ったところにあり、山頂上には立派なお宮が祭ってあった。ピークへの登山途中から眺めた湿原風景は素晴らしく、...天空に広がる聖なる湿原、...耳をすませば風の歌が聞こえそう。(パンフレットから)パンフレットは真実を書いていた。
3日間を通してお天気も良くゆったりとした山旅でブナの森、満天の星、高層湿原、おまけの温泉 楽しい山旅が出来ました。同行させて下さったお二人に感謝です。
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