白根三山縦走(単独テント泊)

北岳、間ノ岳、農鳥岳

2008年初夏


記:青田哲郎
行動概略
7月18日 21時祖師谷出発(車)
      23時芦安第二駐車場(車中仮眠)
7月19日 5時、乗り合いタクシーにて広河原
      6時、広河原山荘〜二俣〜八本歯のコル〜11:50 北岳山頂〜14:00北岳山荘テント場
7月20日 5時山荘テント場〜6:15 間ノ岳〜8:50 農鳥岳〜9:30 下降点〜12:10 大門沢小屋
7月21日 4時大門沢小屋〜6:15 奈良田発電所下バス停〜8:50 広河原〜芦安〜12:00 東京帰着
雪渓上部より 二俣手前より雪渓と北岳

19日(土曜日)
 梅雨明けが予想される海の日の3連休、荒川三山をやろうといつもの相棒に相談するものの、本人は行けやしないのに、荒川はいずれ一緒にやるからと今回は別の山にしろとのご命令で、ご近所の北岳jから農鳥岳の縦走に決めた。(結果この選択は最高だったけど)
 とにかくものすごい人間だ! こんなに山好きがいたのかな? 老いも若きも長蛇の列をなし、北岳に向かう。雪渓上は休憩を取らないのがセオリーの為いっきに登る、そのおかげかそれからの八本歯のコルから北岳までの道のりの苦しいことといったらありゃしない・・・! 参った!参った!
 とにかく人だらけの頂上に着き、押し出されるようにはるか下に見える北岳山荘に向かう。小屋で受付をすると、壁に大きく張り紙がしてある「本日布団1枚に3人です」 心から思った「テントでよかったな〜!!」 ゆっくりとした時間、と言うよりどうにかしてほしいぐらいの暇な時間を楽しみ?ながら、刻々と変わる真正面に見える富士山や北岳、間ノ岳を眺めながらその日を終えた。
北岳バットレス お花畑
20日(日曜日)
 天気は今日もよさげだ! やっとメインディッシュの縦走にかかる。心がわくわくする。登り下りの縦走の定番をこなしながら間ノ岳に向かうが雪渓が少し残っている。それが適当な変化となり気持ちよく縦走を楽しめる。間ノ岳からはるか下に農鳥小屋の赤い屋根が見えてくる。山賊のすみかみたいな小屋を横目で見ながら通り過ぎ農鳥に向かう。西農鳥は多分ここかなって?感じで全然わからずじまい。結構偽ピークにだまされるが人がたむろしているのが遠目に見えあれがピークと判る。ここの素晴らしさは右手に広がる塩見の山容とその奥に広がる荒川三山の眺めだろう! (富士山はずっと見えているのでいいや)
 下降点から3時間のくだり! これにはすこし参った。足に来る!足に来る! 時間的には奈良田まで行けそうなのだが気力が失せ、泊まり決定。例によって暇なので単独行者同士で酒盛りが始まる。その内の一人と早朝出発が決定し最後の夜を終える。明日は里にただ下るだけだったのだがやはり事故は下りに起こるのだな! この話は自分の恥なので仲間内の話だけにしておくことにする。
北岳山荘の鐘と北岳 北岳山荘の赤い屋根
後記
 やはり夏山は若い女性が多¥い、それがまたよく山に似合う! しかし北岳山荘を除く各山小屋のトイレ問題はなんとかならないのかな! やはり南アルプスはってまた言われちゃうよな! 次世代の山人口を増やすのは女性の進出以外ないと思うけど・・・ 環境問題もあるしね、ちょっと考えさせられました。
大門沢下降点

山行一覧へ

Top Pageへ
inserted by FC2 system