長沢背稜 報告書

村上:記
山域・山岳名 霧ケ峰、芋ノ木ドッケ、長沢山、酉谷、天目山、棒ノ峰、高水三山
日時 2010年5月2日〜3日
参加者 村上 他1名
行程   1日目

三峰口8:15−太陽寺8:409:50霧藻ケ峰10:0511:30白岩小屋11:5011:40芋ノ木ドッケ14:10長沢山−16:25酉谷山−18:25天目山 一杯水テント泊

行程   2日目

一杯水6:007:00蕎麦粒山−7:40日向沢ノ峰−9:20長尾丸山−10:25棒ノ峰11:2013:05岩茸石山13:1514:40軍畑駅14:49


 豪徳寺を一番列車に乗り、5回列車を乗換て8時12分三峰口に着く。天気は上々。
 何時もは神社に直行するが、今回はタクシーで大皿川から太陽寺経由で霧藻ケ峰に直接登るコースを取る。最初からかなりの急登である。1時間少々で神社からの分岐に出会い左に進み、10分ほどで霧藻ケ峰に着く。小屋の前の椅子に掛けて遠方の眺めを楽しみながら15分休憩する。そこから僅かな下りで太陽寺への分岐点のお清平に着く。ここから樹林帯の尾根道のきつい上りが前白岩山まで続く。前白岩から僅かに下ると白岩小屋である。

 和名倉(白石)山の眺めを楽しみ前に進む。この辺りから雪が残っていて滑り易い道を150mほど登ると白岩山に着く。その先少し下ると背陵の分岐となる(芋ノ木ドッケ)。僅かな踏み跡を頼りに雪の中を緩やかに下るとコヤセドノ頭(1818m)である。立ち枯れの風倒木が多いが道は取り除かれていて雪も殆ど消えていて歩き易い。石尾根を眺めながら下り桂谷ノ頭を越えほぼ平らな尾根を進み100mほど登ると長沢山に着く14:10。ここから天目山まではコースタイム4時間30分で休憩時間も取らずに歩き続けても19時近くになり暗くなる。

 今夜の宿を酉谷か一杯水の避難小屋かを考えながら、少しピッチを上げる。途中、あららぎ山を越え滝谷ノ峰を過ごし行福ノタオに着く。ここから巻き道があるが、酉谷山に向かう。疲れた足にはこの150mの登りはきつく非常に難儀であった。
 そこから100mほど下ると避難小屋に着く16:30。ここから一杯水の小屋まで行くと18時30分頃になるので迷ったが、明日のことを考えて前に進むことにする。かなり疲れていたが緩やかな下りの巻き道を黙々と歩き予定通り18時20分に一杯水の小屋に到着。

 今夜の小屋泊は17人のようなのでチョット窮屈なので、テント泊にする。5分ほど離れた水場で水を汲み、うす暗くなった広場で夕食を済ませテントに潜り込む。

二日目 5時起床。朝食を済ませ6時に出発する。今日も約9時間の行程である。
標高1400m前後の巻き道を順調に歩を進め、70mの登りで蕎麦粒山を越え40分歩で日向沢の峰に着く。上から降りて来るとただの平地であるが、これから先が急な下りで特に100mは急降下その先も400mほどの結構キツイ下りで、後は静かな尾根道が続き棒ノ嶺に着く。

 嶺では大勢の登山者がいて、昼食を取ったり、桜を楽しんでいた。ここへ来るまでは花も無し、緑も無しの寂しい山道歩きであったが、桜、つつじが満開で新緑も濃く気持ちも晴れ晴れとして十分に楽しむことが出来た。
 ゆっくり昼食を取り岩茸石山に向かう。黒山までは緩やかに130mほど下り、途中新緑の尾根を楽しみながら歩を進め、最後に100mほどの急な登りで岩茸石山に着く。先生に付き添われた大勢の高校生が、がやがや大声を上げて楽しんでいる。一服入れて高水山に下る。今回の長い山旅最後の少さな登りを終えて高水山に着く。常福院で旅の無事を感謝し軍畑駅に向かう14:40着。
二日間のコースタイム19時間の長い旅が無事終わる。謝謝。

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