白神岳(1235m) 田代岳(1177m)

記:久保田 充子

7月18日〜20日
メンバー L久保田(み)、林、宮代、石川
行程 17日夜行バス 新宿22:20発〜弘前 7:50着
    18日 レンタカーにて 田代岳 大広手コース登山口 11:15〜田代岳頂上
        14:10〜大広手登山口 16:00 森岳温泉ゆうばる泊
    19日 白神岳登山口駐車場 7:30〜7:40登山口〜8:14二股分岐〜9:00最後の水場
        〜9:36マテ山頂上〜11:45白神岳頂上 12:35(休)12:50〜
        15:50白神岳登山口駐車場 十二湖の民宿泊
 新宿発の夜行バスで、久保田、宮代、林の3名が一路弘前へ。遅刻が懸念された宮代さんも無事に集合時間前に到着して、ほっと一安心。石川さんは仕事で18日の夜に合流することになっている。
 弘前に到着し、レンタカーで田代岳登山口まで移動、身支度を整えて出発する。以前、田代岳を登った冨永さんからこの山のパンフレットをいただき、「絶対この山は外せない」と思い計画に加えたのだ。田代岳は大館市の北側、青森、秋田の県境にある、標高1177mの休火山とのこと。何といってもこの山の魅力は湿原にある。それを楽しみに緩やかな登りを歩く。山からは根曲がり竹をどっさりリュックに詰めた、地元の人たちが次々に下りてくる。サイレンのような、警報のような音が鳴り響いていて、聞くとクマ避けとのこと。私たちも下山で竹を取ることにして、とりあえず頂上を目指す。シラネアオイやギンリョウソウが目を楽しませてくれる。
 ぽっかりと開けた草原に出て、思わず「わー!」と声を上げる。私が楽しみにしていた湿原だ。わたずげが一面に、ゆらゆらと気持ちよさそうに咲き、池塘があちこちに静かな水面を湛えている。木道をゆっくり歩き、最後のひと登りをしたところに社があり、そこが頂上だ。
 先着の一組が休憩していて、横浜から今朝飛行機で来たとのこと。
リッチ! おまけにガイドまで雇っている。わいわいと大笑いしながら一休みして、下山。来た道を引き返す。途中、根曲がり竹を取り、ついでにゴミを拾いながら歩く。結構ゴミが落ちている。駐車場に戻り、石川さんと東能代で合流、森岳温泉に向かう。

 翌19日、世界遺産に指定されている、白神岳の登山。ブナの森の中を歩く。思ったより急登で、曇っているものの蒸し暑い。頂上に避難小屋があり、そこで休憩を取る。白神岳のほんの端っこに位置するこの場所から奥深くには手つかずの原始の森が残っている。感慨深く山々を眺めてから、来た道を戻る。
 余談だが、駐車場に戻ってから12kmほどの所にある、黄金崎温泉(不老不死温泉)に入って行こうということになり、海岸線を走る。この温泉は海岸にあり、夕日を見ながら入る露天風呂で有名なのである。残念ながら時間が遅く、露天風呂には入れなかった。しかし内湯も海に面して大きな窓があり、ばっちり夕日が見える。本当に贅沢なひとときである。

 今夜の宿泊はグリル大池という、十二湖に面した民宿である。グリル大池という名前から、しゃれたペンション風の民宿を想像していたのだったが、それらしい建物はない。
大池の湖畔に土産物屋と食堂を兼ねた2階建ての建物を見つけ、まさかと思いつつ、林さんが聞きに行く。そのまさかだったのである。2階が宿泊所になっていて、私たちの貸し切り状態であった。私は想像とかけ離れた建物にかなりがっかりしたが、他のメンバーは何故か大喜びであった。テレビはあるものの、NHKしか映らないので、ワールドカップも見ることができず、怪談話に花を咲かせて就寝となった。

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