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2007年度都連盟自然保護委員会の活動報告 2007年度都連盟自然保護活動は、登山文化の継承発展と山岳自然を守る労山自然保護憲章のなかで、 登山者がどのように豊かな自然を守ってゆくことが出来るのかを問う挑戦の年でありました。20 世紀後半の私たちの大量生産、大量消費の生活が生み出した負の遺産である地球温暖化、オゾン層 の破壊、生態系の破壊、酸性雨、ダイオキシン・環境ホルモンなどといった地球環境問題が身近な 山々にも押し寄せてきました。労山自然保護委員会ではこれらを身近な自然を通し問題意識として 捉えてみようとする試みをセミナーや体験学習で行いました。4月には山岳環境研究所代表の肴倉 先生を労山本部に招きライチョウ観察から、環境破壊と登山者の役割について講演をいただき、温 暖化のメカニズムを学びました。6月の都連盟を含む全国一斉クリーンハイクは労山自然保護の象 徴的行事としてほぼ四半世紀の歴史をもち登山者のマナーはごみの減少と反比例して大変向上しま した。
日時 実施内容 参加数 主催者 講師 1 4/22 第4回自然保護セミナー 25 都連盟自然保護 肴倉 孝明 2 6/3 クリーンハイク 725 全国自然保護 都連盟 3 7/7-8 尾瀬自然保護観察講座 28 全国自然保護 野口 義夫 4 9/9 第5回自然保護セミナー 37 都連盟自然保護 林 秀剛 5 10/6-10/7 松本国際山岳環境会議 50 アジア山岳連盟 アンチェリン 6 10/20-21 関東自然保護交流会 47 群馬自然保護連盟 海老沢 先生 7 11/10-11 全国自然保護担当者会議 46 全国自然保護連盟 片山 先生 8 12/8 60K自然観察下見ハイクT 4 都連盟自然保護 林 祥介 9 12/16 60K自然観察下見ハイクU 10 都連盟自然保護 林 祥介 10 1/19-20 60K自然観察ハイク 34 都連盟自然保護 紀野 希望
この成果を次の世代を担う岳人が継承しひいては、労山が山と地球規模の環境保全(労山自然保 護憲章第一条)をすべての人々に啓蒙し、浸透ゆくことができればよいと思います。7月には活動の 場を尾瀬に移し自然保護の具体的問題を各班ごと各テーマにわけ勉強しました。9月には練馬区光 が丘公園にて外来種の駆除と生態系の破壊について野外観察会を実施しました。10月には山岳四団 体が主催する松本国際環境会議に参加し世界規模での温暖化による環境破壊の実態をまなび、同じ 10月に実施された関東ブロック自然保護会議では各県レベルでの討議で環境問題に関する共通の認 識を共有することができました。さらに11月の奈良大台ヶ原全国自然保護担当者会議では労山全国 規模で日本の山々のおかれた現状と自然保護のとりくみについて意識の掘り起こし作業ができまし た。1月には都連盟の特長を生かした60Km自然観察ウォークを実施し都心で身近に感じる自然環境 の変化を肌で感じる体験学習を企画しました。私達は、生物の多様性が自然保護の原点と捉え豊か な山岳自然を守りたいと考えてます。またライチョウ目撃ネットワークは40件の情報がよせられ逐 次研究機関へおくられ貴重なデータベースとして蓄積されています。さらに今年は都連盟自然保護 委員会の月例会を立ち上げ各連盟の方々の活動と共有して活動を広げてゆきたいと計画しています。 ご支援のほど宜しくお願い申しあげます。幸い労山自然保護活動に興味を抱き、賛同いただく若手 の会員も増えてきたので労山自然保護活動が多くの人々に広まることを希望し自然保護委員会の報 告といたします。
都連盟自然保護委員長 林祥介